美術装置実績ギャラリーでご覧いただく作品が[完成品=表舞台]だとしたら、こちらは[途中経過=舞台裏または楽屋]です。華やかな表舞台の裏では、必ず楽屋での入念な準備がなされています。
美術装置 大道具 小道具を舞台や撮影の本番に送り出す「セントラルサービス」の舞台裏。その製作進行過程をご覧ください。
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発泡スチロールでカメの甲羅を作りました。
W 65cm / L 75cm / D 25cm ランドセル方式の背負いゴムで簡単に着脱できます。
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製作する物が比較的小さいので、在庫の余り材料の中から適当な大きさの物を選んで大体のサイズを取ります。(裏面にも同様に)
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熱線でざっくりとしたフォルムを切り出して行きます。
場合によっては包丁、カッターナイフ、ワイヤブラシなどを使う事もあります。
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あらかた削れて大体のフォルムが出来たら、サンドペーパーで表面を仕上げて行きます。(#40〜#100程度)
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亀甲模様の線を削って行きます。
ここでは細いワイヤブラシを使っていますが、はんだごて、カッターナイフなどを使う事もあります。
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削った線の周辺をカッター、サンドペーパー等でならして行きます。
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下塗りです。
外壁材に塗料を混ぜて、荒れた感じが出る様にラフに塗って行きます。
この段階では無彩色(グレー)です。
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本塗りです。
巨大みどりガメという設定なので、外壁材に緑の塗料を混ぜてさらにラフに、荒れた感じに塗って行きます。
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乾燥後、サンドペーパーでこすると表面の荒れた感じがさらに際立ちます。
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カラースプレーやドライブラシ等で色調を整えて行きます。
精密な仕事の時はエアブラシを使いますが、ここでは市販の缶スプレーです。
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背負いベルトを取り付けます。
本当はもっとしっかりした物を付けたいところですが、諸条件によりゴムベルトをボンドで張り付けました。
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最後にもう一度質感と色調を整えて出来上がり。
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納品試着。
情けないうずくまり姿。
甲羅の内側をほり込めばもう少しフィット感がでたのですが、諸条件によりそれは断念。
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凛々しい立ち姿。
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